直接接続されていないノード間の量子テレポーテーションに世界で初めて成功!

 量子テレポーテーションとは、2つのもつれ状態にある光子を利用して、2点間で情報を転送させる技術のことです。

 この技術の中核となっているもつれ状態の光子は、非常に不安定なため長距離を移動させることが技術的に困難でした。

 しかし、オランダ・デルフト工科大学(QuTech)の研究チームは、もつれ状態の光子を、中継地点で別のもつれ状態の光子と相互作用させることで、3点間でもつれ状態を共有させることに成功しました。

 この研究は長距離の通信が困難と考えられてきた量子テレポーテーションの通信距離を伸ばす基礎技術であり、量子インターネットを実現するための重要なマイルストーンになると考えられています。

https://nazology.net/archives/109789