清宮幸太郎は「スイングが変わった」 育てながら戦う“新庄采配”を専門家も高評価
2022年6月5日 7時20分 フルカウント

清宮、野村、万波を我慢強く起用「彼らの成長なくして未来はない」

 ビッグボスこと新庄剛志監督率いる日本ハムが成長を遂げている。3・4月は9勝19敗と大きく負け越したが、5月は12勝12敗の5割。依然パ・リーグ最下位ではあるが、上位との差は詰まってきた。現役時代に中日、巨人、西武で捕手として活躍し、1982年にMVPに輝いた野球評論家・中尾孝義氏が戦いぶりを分析する。

 開幕前の日本ハムの下馬評は低かった。昨季はリーグ5位で、シーズン中に中田(現巨人)、オフに西川(現楽天)、大田(現DeNA)、秋吉(現日本海オセアンリーグ・福井)が抜けた。「戦力的に他球団に劣っていることは、監督も球団も開幕前から分かっていたはず」と中尾氏は指摘する。

 当初は目まぐるしく選手を入れ替え、試しながら戦っていたが、5月に入るとかなり固定化された。11年目・28歳の松本剛外野手が首位打者争いをリードする活躍で打線を牽引。クローザーには球威のあるドラフト8位ルーキー・北山亘基投手が定着。正捕手の座は、2019年シーズン途中に巨人から移籍した宇佐見真吾捕手が固めつつある。

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