「ねこくん!」と名乗って、ゲーム実況をしていた、人気ユーチューバーの男が、コカインや大麻を所持していた罪に問われた裁判の初公判で、起訴内容を認めた。
ユーチューバーの西川雄大被告は、新宿区歌舞伎町で、コカインおよそ18.2グラムを所持した他、警察署に出頭した際に見つかったおよそ0.7グラムの大麻所持などの罪に問われている。
西川被告は、「ねこくん!」として知られるゲーム実況者で、ユーチューブの登録者数は94万人以上にのぼるとされる。きょう、東京地裁で開かれた初公判に、西川被告は黒のスーツ姿で出廷。罪状認否では「間違いないです」と起訴内容を認めた。
その後行われた被告人質問で西川被告は、17歳からコカインを使い始めたと明かしたほか、動機については「配信でのプレッシャーやSNSでの誹謗中傷が原因だと思う」と述べた。

検察側は「100万人近い登録者がいて一般に与える影響は少なくない。若い人が薬物に手を出す可能性もある」として、懲役3年6カ月を求刑。最後に、西川被告は「この場を借りて迷惑をかけた方に謝りたい」と述べて、深く一礼した。裁判はきょうで結審し、判決は今月16日に言い渡される。