懲役と禁錮の両刑を一元化し、「拘禁刑」を創設する改正刑法が13日午前、参院本会議で可決、成立した。
懲役の受刑者に刑務作業を一律に義務づけている現行法を見直し、再犯防止の観点から、受刑者の年齢や特性に合わせて作業と指導を柔軟に組み合わせた処遇を行えるようにする。
明治40年(1907年)の刑法制定以来、刑の種類が変更されるのは初めてとなる。施行は2025年の見込み。

 改正法で導入する拘禁刑は、受刑者を刑事施設に拘置した上で「改善更生を図るため、必要な作業を行わせ、必要な指導を行うことができる」と規定する。
木工や印刷などの刑務作業を義務化している懲役刑と、義務づけていない禁錮刑はいずれも廃止する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52d6a2925ace02940381c11ab2dd8c817e378b17