Naenara－朝鮮民主主義人民共和国
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この世で一番大きな力

いつか、金正恩総書記が平壌基礎食品工場を訪ねた時のことである。

新世紀の要求に即して立派に改築された工場の全景を眺めていた総書記は、建築物の外壁に上塗りをして外装塗料を塗ったことよりもタイルを張ったのが見栄えがする、まるで新調の洋服をびしっと着こなせているようだとにこにこしながら話した。

総書記は生産現場の設備を見る際にも、工場の近代化を党の意図に即して立派に行ったと褒め称えた。そして総合包装職場を見て回る時には、この工場は生産工程全般のオートメ化、無人化が高い水準で実現されていると評価した。

工場の各所を見て回り、外へ出て一生産用建築物を眺めていた総書記はふと活動家たちに、どの機関が建設したのかと訊いた。

一活動家が同工場の従業員が自力で建てたと説明した。

総書記は、平壌基礎食品工場で生産工程を近代化し、生産文化・生活文化を確立したことも賞賛すべきことだが、それよりも生産者大衆の精神力を奮い起こして自力で工場の近代化を実現したのがもっと大事なことだ、核兵器よりも大きな力がそれだ、と強調した。

核兵器よりも大きな力、実に総書記の言葉の中には、この世で一番大きな力はほからならぬ人民大衆の精神力であり、それを強く発揮させる時不可能なことはないという意味が込められている。

2022-06-09