千葉県松戸市の神社に侵入し、ロシアのプーチン大統領の顔写真を付けたわら人形を打ち付け、ご神木を傷つけたとして、松戸東署は15日、同市、自称無職の男(72)を建造物侵入と器物損壊の疑いで逮捕した。

 発表によると、男は5月19日午後2時10分頃、同市三ヶ月の三日月神社境内に侵入し、ご神木にわら人形の上からクギを打ち付けて穴を開け、損壊した疑い。調べに対し黙秘しているという。

 同市内の約10か所の神社では5月の連休明けから、ご神木などにプーチン氏のわら人形を打ち付ける被害が確認されており、同署は関連を調べる。

 三日月神社で見つかったわら人形の大きさは30センチほどで、プーチン氏の生年月日や「抹殺祈願」といった文字が書かれた紙が挟まれていた。三日月神社の防犯カメラ映像などからから男が浮上した。

 同神社の筆頭総代の男性(81)は「犯人が捕まってほっとした。ウクライナ侵攻に抗議する気持ちはわかるが、ご神木には大きな穴が二つ残っている。このやり方はひどい」と話した。

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