コンゴ民主共和国の初代首相で、暗殺されたパトリス・ルムンバ氏の金歯が旧宗主国のベルギー政府から親族に返還されました。
返還された金歯は、コンゴ民主共和国初代首相のルムンバ氏の遺体を酸で溶かしたと証言しているベルギーの元警察官が所持していたものとされます。
ベルギーのデ・クロー首相は式典で「60年もの間、ベルギーがコンゴ独立の父の一人の遺体の一部を保持していたことは普通のことではありません」と発言。返還が遅きに失したことを認めました。
ルムンバ氏の娘、ジュリアナさんは父親が殺害された状況について、まだわかっていないことが多い、としたうえで「今の気持ちを表すことはできません」と涙ながらに語りました。
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