セネガル生まれ、イタリア在住の動画クリエーター、カビー・ラメ氏(本名、カベンネ・ラメ)が短尺動画SNS「TikTok」のフォロワー数で世界トップになった。ラメ氏の現在のフォロワー数は約1億4450万人。これまでトップだったダンサー兼動画クリエーターのチャーリー・ダミリオ氏の約1億4280万人を追い抜いた。

ラメ氏が投稿する動画は、主に他人のばかげた行為に対して無言で反応するものだ。ある動画では、車でテレビを運ぼうとするもトランクに入らず、折り畳もうとしたり車で引きずったりする男性の動画に対して、後部座席を倒せば入ると示している。

https://dsignal.ismcdn.jp/mwimgs/e/3/-/img_e3b277d9f1f6633ffd397fe5b446a692476207.jpg

ラメ氏が投稿する動画の多くは数百万回以上の再生を記録し、これまでに累計で約23億件の「いいね」を獲得している。ラメ氏は誰もが「ばかげている」と思うような行為を皮肉ることで、ある種の“代弁者”として多くのネットユーザーの共感を得ている。また、コメディ・シリーズ『Mr.ビーン』のように、無言で言語の壁がなく、誰もが楽しめる点も、世界中で愛される理由となっているのだろう。

1月にはドイツの高級ファッションブランド「HUGO BOSS」がラメ氏とのパートナーシップ契約を締結したことも話題となった。年内には、ラメ氏とHUGO BOSSのコアブランド「BOSS」のコラボレーション商品も発表される予定だ。

https://signal.diamond.jp/articles/-/1281