東芝の「物言う株主」経営陣入り 13人中6人がファンド側と関係か
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東芝は28日に都内で定時株主総会を開き、取締役候補の13人全員が選ばれた。「物言う株主」とされる海外投資ファンドの幹部2人が経営陣に加わり、大株主としての存在感が強まる。投資ファンドの一部は、高値で株を買い取ってもらえる非上場化を望んでいると見られている。

【写真】「物言う株主」へ 異例の反対表明をする綿引万里子氏

 ファンド幹部2人のほか、再任された取締役候補のうち4人も2019年にファンド側の推薦で取締役になったとされる。取締役13人中6人がファンド側と何らかの関係があることになる。

 幹部2人の人事案には、社外取締役の綿引万里子氏(元名古屋高裁長官)が「特定の株主に偏っている」などとして反対を表明していた。総会では綿引氏も再任された。