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関西電力は蔵王連峰近くの川崎町の山地で新たに大規模な風力発電事業を検討していて、これに対して地元の住民団体が「蔵王の自然や景観を損ねる」などとして計画の一時中止を求めています。
こうした中、関西電力は25日夜、地元向けの説明会を開き、およそ130人が参加しました。

この中で、関西電力の担当者はここで発電する電力は基本的に東北向けのものであることや風力発電機を建設しても観光地の御釜からの景観に影響が与えないよう配慮するとして理解を求めました。
これに対して参加者からは地域の景観や健康に与える影響を不安視する声が相次ぎました。

説明会に出席した川崎町の小山修作町長は「関西電力の説明は事業に真摯に向き合っているとは思えず反対だ。住民に分かる説明としっかり練った計画を求めたい」と話していました。

関西電力再生可能エネルギー事業本部事業開発第三グループの市橋公平部長は報道陣に対し「厳しい意見を受け止めて、環境に配慮しながら、事業を実現できるかどうかじっくり検討していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20220627/6000019806.html