相馬市尾浜の松川浦漁港で2日夜、釣りをしていた男性が海に転落した事故で、相馬署は3日、付近の海で発見された男性は福島市山口字新林の自営業の男性(65)で、死亡が確認されたと発表した。

 同署によると、男性は友人らと3人で同漁港の防波堤で釣りをしていたが、男性の姿が見えなくなったことから友人が110番通報した。同署と相馬消防署が捜索し、3日午前0時15分、防波堤付近の海上に浮いている男性を発見した。

 男性は救命胴衣を着用していた。相馬署が海に転落した原因や死因などを調べている。

 県相馬港湾建設事務所によると、現場は「南防波堤」と呼ばれる立ち入り禁止区域。侵入できないようフェンスが設けられ、注意を促す看板が設置されていた。同事務所によると、昨年5月の深夜にも、南防波堤で釣りをしていた男性が海に転落する事故が発生しており、日中も含めて侵入しないよう、ホームページなどでも呼びかけていた。

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