2日未明に発生した大規模な通信障害の再発防止に向け、KDDIは8日、高橋誠社長をトップとした対策会議「通信基盤強化並びにお客様対応強化対策会議」を設置したことを明らかにした。設置は7日付。対策会議では、障害の原因究明、通信網や保守・点検作業の品質向上、情報提供体制の強化などを検討するとしている。

 関係者によると、対策本部は100人規模で、4つの作業部会を設けて議論を進める。補償については別途検討するとしている。

 総務省は今回の障害について、電気通信事業法上の「重大な事故」にあたるとしており、KDDIは総務省に対し、発生から30日以内に詳細な報告を行う必要がある。KDDIは対策会議での議論を踏まえ、期限の8月1日までに報告書を提出する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7583dfb182d34ee98c48f01a16666de698ec7884