リンゴの搾りかす年100トン活用 青森・黒石市に化粧品原料工場、12月操業予定 保湿成分を抽出

化粧品原料製造の日本ハルマ(本社青森県弘前市、伊徳行(いとくこう)社長)は30日、
リンゴの搾りかすから保湿成分のセラミドなどを抽出する新工場を、黒石市の旧東英中学校の敷地に建設していることを明らかにした。
12月に操業し、7、8人を雇用する予定。事業費は2億円で、日本政策金融公庫と民間金融機関の協調融資や国補助金を活用する。

リンゴジュースを搾った後のかすは、大半が産業廃棄物として処理されている。
同社は弘前大学などと共同で、搾りかすからセラミドのほか、
筋肉の成長促進作用が期待されるウルソール酸、
内臓脂肪を減らす効果があるとされるプロシアニジン(ポリフェノールの一種)などを取り出す「アルコール抽出技術」を開発し特許出願中。
新工場ではジュース加工業者から搾りかすを購入して成分を抽出し、化粧品や健康食品向けに販売する。
搾りかす使用目標は年間100トンで、順次拡大を目指す。

イカソース
https://nordot.app/915449877248393216?c=388701204576175201