奈良市で参院選の演説中に安倍元首相が銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みなどを記した「手紙を岡山から送った」と供述していることが18日、県警への取材で分かった。手紙を受け取った島根県のフリージャーナリストによると、安倍元首相の銃撃を示唆する記述もあった。県警は手紙を押収し、動機の解明を急いでいる。

 安倍元首相は事件前日の7日、岡山市で応援演説を行った。県警によると、演説会場付近のコンビニに設置された防犯カメラに、山上容疑者と酷似した人物が演説前に手紙を投函する様子が写っていた。

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