最低賃金の水準に隔たり 引き上げ巡り労使

厚生労働省は26日未明、2022年度最低賃金の引き上げ額を議論する
中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会について、
労使間で引き上げる水準に隔たりがあることを明らかにした。
ただ、労使ともに引き上げる方針そのものでは一致しているという。

 小委員会は25日午後、大詰めの協議をしたがまとまらず、同日深夜に議論を打ち切った。
26日は小委員会を開かず、結論が出るのは27日以降になる。厚労省は「丁寧な議論を行う必要がある」としている。

 これまでの議論で、労働者側は最近の物価上昇を考慮するよう主張。
「全国加重平均千円の到達に向けた額が必要」としている。
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