国道沿いに「黄金のペットボトル」 悪質ポイ捨ての正体
2022/7/30 12:00

国道沿いでのごみの投棄が問題化している。岡山県内の国道沿いで見つかったごみには、尿とみられる液体が入ったままのペットボトルが捨てられるなどもあるという。岡山県内の国道を管理する国土交通省岡山国道事務所は「ごみの投棄は道路の美化を損なうだけでなく、増えれば通行の危険にもつながる。マナーを守ってきちんと処分してほしい」と呼びかけている。

見た目はお茶と同じ

「見た目は飲み残しのお茶と変わらないが、分別して捨てるため容器の中の液体を側溝に流して処分するときには放置されていた尿のひどい臭いがした」と話すのは、国道2号沿いの清掃作業のボランティアに取り組む岡山県備前市内で会社経営をする40代の男性。「捨てる瞬間を見たわけではないが、仕事などで長時間運転するドライバーが、車の中にもともと用意していた空のペットボトルに用を足したのでは」と男性は推測する。

男性が経営する会社では地域貢献活動の一環として数年前から会社近くの国道2号の清掃作業のボランティアに取り組んでいる。新型コロナウイルス禍前の活動ではマスク着用も一般的ではなかっただけに、強い悪臭が漂うペットボトルを処分する機会も珍しくなかったという。

男性の話を受け、同市内の国道2号を車で走行してみたが、投棄された液体入りのペットボトルやコンビニ弁当の容器などが投棄されているのを複数の場所で確認できた。

※略※

https://www.sankei.com/article/20220730-6W7PHAYZ3VIJTGQNJE2VDPULYY/

https://www.sankei.com/resizer/Qh0OtkEvPOe-dkjukY6DmU12Vzk=/1200x0/smart/filters:quality(65)/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/GT7QFAKHTJPUZGAYWIUJ7IKHDQ.jpg