劇場版 Gのレコンギスタ V「死線を越えて」見たけど、実はTVシリーズのこの辺りはやたらと勢力が多くて、しかもそれぞれ何を考えているのか分からなかったし、最後の決着がどういうかたちで着いたのかも分からなかった。
だから劇場版ではそういったことが整理されているかと思ったら・・・やっぱり分からなかった。
戦闘シーンはさすがに見ごたえがあって特にビーム兵器が主なので、暗い宇宙にまばゆく輝くビームが美しかった。特にピラミッド型ビーム砲座「ユグドラシル」は見事でまさに世界樹という感じ。
確かに今更「ガンダム」で諸悪の根源を断つ、などという話ではないけれども、なんで休戦協定は破られ、結局どこがエレベーターの利権を得るのか、などが疑問として呈されているのに、なぜそういったあたりが描かれなかったのか?が分からない。
特にクライマックスでのベルリに対するマスクの敵意は「ベルリは恵まれている。こんな出生や家庭に恵まれたやつは独裁者になるから、今のうちに殺してしまおう」ととんでもないことになってきている。
しかし、やはりラストになんで戦いが終わったのかも明確にされていないのでは物語としては不十分なのではないかなあ?