高松にラーメン店「麺屋update」 丸亀から移転、「牛塩ラーメン」を売りに

 丸亀のラーメン店「酒場にのまえ」が、「麺屋update(アップデート)」として西村ジョイ屋島店(高松市屋島西町)内に移転オープンして1カ月がたった。
(高松経済新聞)

 前店舗から移転を検討していた店主の松尾真一さん。
知人から現店舗の物件を紹介され、もともと高松育ちだったこともあり一念発起したと言う。
店名について「メニュー開発や毎日の一杯に一生懸命向き合い、日々更新していけるような店舗を目指したいという思いで『update』と付けた」と話す。

 移転に際して内装にもこだわった。店内が全て厨房だった状態から改装し、新たにカウンター席を設置。
「ラーメン店とは少し離れたおしゃれな店づくりを心がけた」と言う。

 松尾さんの「一押し」は牛塩ラーメン(850円)。牛をベースにした塩スープが特徴で、牛すじを弱火でじっくり煮込んで作る。
脂、チャーシューなども全て牛で作っている。低温調理した牛チャーシューの歯応えとスープに染みたネギが混ざり合い、
「オリジナルのおいしさが味わえる」(松尾さん)という。

 松尾さんは「『うどん県』に今、ラーメンブームが来ていると感じる。
当店の牛塩ラーメンは、前身『酒場にのまえ』の頃から研究を重ねてきた渾身(こんしん)の一杯で、香川県で提供しているのは当店だけ。
丸亀から移転して仕入れ先も変わったが、変わらぬ味を提供できるよう、これからも研究と改良を重ねていく。
たくさんのうどん店がある香川県の中でもアクセントとして選んでもらえる店になれれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~15時。水曜定休。

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