警部補が公文書改ざん「検査院に指摘されるのを防ぐため」…書類送検
2022/09/02 09:42

 会計検査院からの指摘を免れようと公文書を書き換えて提出したとして、福岡県警は1日、県警交通規制課の男性警部補(42)を有印公文書変造・同行使容疑で福岡地検に書類送検し、停職1か月の懲戒処分とした。同課課長の警視ら5人についても、監督責任として減給100分の10(3か月)などの処分にした。

 発表によると、警部補は5月、検査院の検査を受けた際、信号機の制御などを行う交通管制センターの装置の一部について、使用していなかったのに使用しているよう装い、つじつまを合わせるため関連する文書複数枚を書き換え、検査院に提出した疑い。

 装置は国費で購入されており、検査院に未使用であることを指摘されるのを防ぐためだったという。検査の翌日、警部補が上司に報告し、発覚した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220902-OYT1T50120/