『マリオブラザーズ』が発売された日。協力プレイから突如バトルに発展するのがお約束な超定番アクション。ファンからは“ルイージの日”とも呼ばれている【今日は何の日?】
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『マリオ』シリーズ、ここに誕生!

 いまから39年前の1983年(昭和58年)9月9日は、ファミリーコンピュータ用ソフト『マリオブラザーズ』が発売された日。


 『マリオブラザーズ』は、任天堂から発売されたアクションゲーム。1983年7月に登場したアーケード版の移植作で、初めてマリオの名前がタイトルに付いた作品でもある。ルイージが“テレビゲーム”で初めて登場した作品でもあるため、ファンのあいだでは9月9日をルイージの誕生日、“ルイージの日”としてお祝いする動きもある様子。


 また、同名タイトルの作品がゲーム&ウォッチでも1983年3月14日に発売されているが、こちらはまったく異なる内容でベルトコンベアを使って荷物をトラックへ運んでいくゲームとなっている。ルイージ自体の初登場はこちらの作品となるため、3月14日も“ルイージの日”としてお祝いされているようだ。

 『マリオブラザーズ』と言えば、ファミコン初期の超定番タイトル。古くからのファミコンユーザーにとってはかなり思い出深い作品なのではないだろうか。意外なことに(?)ローンチタイトルではないのだが、ファミコン所持者のほとんどが本作を持っていたと思えるくらいの人気作だった。筆者も本体と同時購入したのは、もちろん『マリオブラザーズ』だ。


 ゲーム内容は土管から出現するカメやカニ、ハエといった敵を下から突き上げて気絶させ、蹴り落として倒していくというシンプルなもの。当時としては珍しい、マリオとルイージを使ったふたり協力プレイも可能だったので、家族や友だちといっしょに力を合わせてハイスコアを目指したことだろう。筆者も友だちと気絶させる係と蹴り落とす係に分かれて、超効率的にプレイしていたことを覚えている。

 しかし、仲良しこよしの協力プレイから突如として、敵ではなく相手のプレイヤーを倒すバトルが始まってしまうのが、『マリオブラザーズ』の恐ろしいところ(笑)。マリオとルイージに当たり判定が存在するのがミソで、すれ違おうとして押し合いが始まったり、蹴り落とそうとした敵を相手に起こされてやられたり。はたまた、飛び降りた先に相手プレイヤーがいたせいで跳ね返って敵に突っ込んだり、または踏まれて動けなくなって敵に突っ込まれたり。切っ掛けはプレイヤーの数だけ存在すると思うが、ちょっとしたハプニングから「やるんかコラァ!」とバトルに発展するのがお約束。しかもこのバトルがめちゃくちゃ楽しく、熱かった。むしろ『マリオブラザーズ』の思い出はバトルにあると言っても過言ではなく、最初から対戦バトルに明け暮れていたプレイヤーも多かったじゃないかな。


 さまざまなハードで本作の移植作が発売されているが、いまならNintendo Switch Onlineに加入して、配信中のファミコン版『マリオブラザーズ』で遊ぶのがオススメ。アーケード版のほうがよければ『アーケードアーカイブス マリオブラザーズ』をダウンロード購入するといいだろう。当時、アーケード版はワンコインでふたり同時プレイもできてお得だったので、筆者はデパートのゲームコーナーで遊びまくったものだった。