『デジタル・デビル物語 女神転生』が35周年。交渉も悪魔合体も第1作目からあった先見の明。
『真・女神転生』シリーズと『ペルソナ』シリーズの原典がココにある【今日は何の日?】

小説&OVAの『デジタル・デビル・ストーリー』シリーズから分岐して、独立した人気シリーズに!
 1987年(昭和62年)9月11日は、ファミリーコンピュータ(ファミコン)用ソフト『デジタル・デビル物語(ストーリー) 女神転生』が発売された日。本日で発売から35周年を迎えました。

 『デジタル・デビル物語(ストーリー) 女神転生』は、ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売された3DダンジョンRPG。発売はナムコですが、開発はアトラスが担当しています。
戦闘中に悪魔と交渉して仲魔に加える、悪魔どうしを合体させて新たな悪魔を生み出すシステムは、いまでもシリーズに欠かせない要素として継続しており、
2021年11月11日に最新作『真・女神転生V』が出たばかりの『真・女神転生』シリーズはもちろん、世界的に大ヒットを記録した『ペルソナ5』でおなじみ『ペルソナ』シリーズに至るまで、
この作品がなければ存在しなかった偉大な原典と言える作品なのです。

 もともとは西谷史さんの小説と、それをもとにして作られたOVA(オリジナルビデオアニメ)『デジタル・デビル 物語 女神転生』とのメディアミックス作品として始まっているのですが、小説とは異なる話として別方向に展開。
原作小説は、シリーズ完結編の『デジタル・デビル・物語 転生の終焉』から『新デジタルデビルストーリー』へと続いたのに対し、ゲームのほうは副題だった『女神転生』がそのままシリーズ名として独立。
『デジタル・デビル 物語 女神転生II』に続き、スーパーファミコン時代に世界観や登場人物を一新したオリジナルの作品として『真・女神転生』シリーズが誕生。いまのアトラス作品へと続いていきます。
学園物の『真・女神転生if...』から『女神異聞録ペルソナ』、そして、のちの『ペルソナ5』まで続く流れも、この作品がなければなかったと思うと本当に偉大です。
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