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ピーター・ティール「人々は進歩が止まっているという現実を直視する必要がある」 [994218902]
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垢版 |
2022/09/19(月) 14:52:24.73ID:qreA7Ch30?2BP(1000)

実際は進歩が止まっているのに、進歩が続いている幻想を維持しようとしているから、左派も右派も幻滅する事態に陥っているのだとティールは主張する。

「シリコンバレーのリベラル派は、進歩という偉大なエンジンを動かしているのは自分たちだと自負したがっているので、この話を聞きたがりません。一方、保守派は、科学とテクノロジーが進歩しているという左派のプロパガンダを信じてしまい、リベラル派に勢力を奪われています」

右派と左派の両方がともに現実を直視できていないので、国の制度も文化も実質上、停滞してしまっているというわけだ。

ティールに言わせれば、「進歩」と称されているものの多くは、実際には「気を散らすだけのもの」に過ぎない場合が多いという。

「iPhoneがあるから気が散って、環境から目を逸らし、環境がなかなか変わらず静的だということからも目を逸らす事態になっています」

「慢性的な自己欺瞞に陥った文化・経済・政治では、おばあちゃんですら表面がスベスベのiPhoneを持つようになったのだから社会は進歩していると考えがちです。でも、そのおばあちゃんは、食品価格が上がったせいで、キャットフードを食べていたりするわけです」

経済の「進歩」も、多くの場合、会計上のトリックに過ぎないとティールは言う。たとえば50年代以降のGDPの成長は、家庭生活に含まれていた価値を取り出して、計測し直したところもあるという。

「家庭に目を向ければ『一家に稼ぎ手と主婦が一人ずついる経済』から『両親が共働きで、ベビーシッターが子供の面倒をみる経済』に移行したわけです。それで統計的には、仕事が一つから三つに増え、それに応じてGDPも増えるわけですが、それを進歩だと言うのは話を盛り過ぎです」

活動自体は変わっていないのに、その活動の計測法を変えただけで、それを「進歩」と呼ぶのなら、何が実際に変わり、何が改善したのか、と問いかけているわけだ。1880年から1960年までは、自動化で実際の労働時間は減っていたという。だから、アナリストたちが、『2000年には平均的な家庭では、一人の稼ぎ手が1日7時間、週4日働けば生計が申し分なく成り立ち、有給休暇は13週間とれる』と予測していた時代があったという。

「ところが、なぜかはわかりませんが、実際にはその反対になっているわけです」

進歩の幻想を維持するために食いつぶされているのが米国の中流階級だという。

「米国は中流階級が主体の社会ではなくなってきています。自分よりも子供のほうがいい暮らしを送れると考える人が少なくなっていますからね」

欠乏が生じているのに、欠乏など生じていないと否定し続けてきたせいで、かつて信頼されていた制度も蝕まれるようになった。

「悲観主義的なあのローマクラブですら、ゼロ成長の世界がいかに最悪であり、国の制度を変質させてしまうのか、充分に悲観的に考えられていませんでした。制度には成長が必要なのです。成長が止まると、ウソが始まり、反社会的になっていってしまうのです」

https://courrier.jp/cj/300886/
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