神奈川県厚木市で8月、男性が日本刀のようなもので切りつけられて負傷した事件で、県警は21日、住所不定、無職滝本斉二容疑者(54)を殺人未遂容疑で逮捕したと発表した。

発表によると、滝本容疑者は8月1日午後3時半頃、当時住んでいた厚木市下川入の自宅で、同県海老名市の塗装工男性(48)に日本刀のような刃物(刃渡り約50センチ)で切りつけて殺害しようとした疑い。男性は頭などに重傷を負った。調べに対し、切りつけたことは認めているが、「殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。

県警によると、滝本容疑者は男性の同僚で、2人で酒を飲むうちに仕事上のことで口論になったという。滝本容疑者は事件後、逃走を続けていたが、20日午後、出身地である福岡県の博多署に「やり直したいと思った」と出頭した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220921-OYT1T50117