人手不足状態の企業は49.3%、正規・非正規ともにコロナ禍で最高 「従業員のコロナ感染で人手が足りない」と不安の声も

 企業の人手不足感の上昇が止まらない。従来、半数を超える企業が抱えていた人手不足は、新型コロナの感染拡大によって経済活動が制約され、一時的に緩和されていた。そうしたなか、徐々に景況感が上向くなかで人手不足割合は上昇し、半数を目前とする水準まで高まってきた。

2022年8月時点の人手不足割合は、正社員で49.3%、非正社員で29.1%だった。それぞれ新型コロナが感染拡大した2020年4月以降で最も高く、コロナ禍前の水準まで上昇している。

業種別では、正社員では「旅館・ホテル」が72.8%で最も高い。前年同月から45.5ポイントの大幅上昇で、前月に続いて2カ月連続で業種別トップとなった。次いで、IT 人材の不足が顕著な「情報サービス」(69.5%)や、慢性的な人手不足が続く「建設」(64.4%)なども高い。

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