国交正常化50年 「腰の引けた」日中関係と「二郎系ラーメン」の交流 中国便り02号(テレビ朝日系(ANN))
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dccf53d002a9e463f3d8d35c6f17c3c6a0a72ff

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民間同士の交流は、しっかりと続いている。私が国交正常化50周年を前に取材したのは中国人と日本人が共同で切り盛りしている「北京の二郎系ラーメン」のお店だ。

「二郎系ラーメン」とは、硬めの麺に濃いめのスープ、その上に大量の野菜とニンニクをのせたラーメンで、あっさり系の中国のラーメンとは似ても似つかない。当初は全く売れなかったが、日本への留学組を中心に人気が出て、今では行列ができるほどの人気店となった。客の中には、日本に行ったことのない人も多い。

「1回目は完食できなくても、3回目でくせになるんですよ」
笑顔で語る中国人の時昕(シーシン)さんだが、日本でアルバイト時代に食べた二郎系ラーメンにほれ込み開店を考えた2014年当時は、日中関係が悪く、パートナーとなる日本人が見つからず困っていた。そんな中、日本に漠然とした不安を抱えていた小田島和久さんが手を差し伸べ、ようやく開店にこぎつけた経緯がある。
「来てみたら思ったより安全でした。決断に悔いはないです」
小田島さんがいなかったら「味がぶれて駄目になっていた」と振り返る時昕さん。
2人の夢は、二郎系ラーメンを中国全土に広げることだという。 

放送(9月30日ABEMAニュース)後の反響で印象深かったのは、「二郎系ラーメンは日本発祥だが、ラーメンは中国発祥だ。それが面白い」というものだ。お互いの文化がそれぞれ高めあい、新たなものを生み出す。それこそが交流の醍醐味ではないだろうか。
それでは、今後も2人のような交流を増やしていくために、日中はどのように付き合っていくべきなのだろうか。

(後略