家電が「イケボ」で話します 広がるIoT ネット接続で暮らし便利に<まちビズ最前線>
インターネットにつなぐことで外出先からの操作などができる「IoT家電」が増えている。食品の在庫を確認できるカメラ付き冷蔵庫や、人気声優が語りかける空気清浄機が登場。ネット時代の暮らしはどう変わるか。
 ※記事末尾に空気清浄器が人気声優の声で話す動画があります。

◆冷蔵庫にあったっけ?外出先で確認
 「家に卵あったかな…」。外出先で迷った時に役立つのが、カメラ付き冷蔵庫だ。扉を開けるたびに撮影される庫内の画像のうち最新の6枚がスマホから確認できる。利用者からは「買い過ぎや買い忘れを防ぎ、食品ロス対策につながる」との評価も。扉の開閉情報は家族の所在確認にも活用できる。製品化した日立グローバルライフソリューションズの担当者は「対応製品を増やしたい」と話す。

◆好みの声でしゃべります
 ネットなどで話題になっているのが、すてきな声を意味する「イケボ(イケてるボイスの略)」を活用した家電だ。シャープの空気清浄機から「タンクにお水ほしいな」と、流れてくるのはアニメ「進撃の巨人」などで知られる人気声優の梶かじ裕貴ゆうきさんの声。家電の音声ガイドを有料で好みの声に変えられるサービス「COCORO VOICE」(ココロボイス)で、昨秋の発売以降、声の種類を増やしている。対応家電には他にオーブン「ヘルシオ」、水なし自動調理鍋「ホットクック」がある。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/206985