コラム - NNA ASIA・韓国・社会
https://www.nna.jp/news/2431131

新型コロナウイルス感染症の落ち着きで、3年ぶりに日本に一時帰国した。日本のコンビニエンスストアで会計しようとすると、「隣の端末にお金を入れてください」と店員から言われ、しばし、ぽかーんと固まってしまった。

レジに置かれた駅の切符券売機のような端末で、直接決済する方法に変わったのを知らなかったからだ。「なるほど、コロナ禍の非接触対策で導入されたのだな」と思いながら、投入口に紙幣と硬貨を投入。決済が完了すると自動でお釣りが出てくるのも、いかにも日本らしい。

キャッシュレスが進んだ韓国では、店員と接触しないようクレジットカードをお客が自分で端末に差し込むように変わったが、現金の支払いはコロナ禍以前と変わらない。

これまで記事やテレビのニュースで目にしてきた「非接触」。その方法にも国の特色が表れているものだ。(岳)