京都駅からその日宿泊のホテルまで、歩いても15-20分で着くことはわかっていたが、夜遅く疲労もし、膝も激痛で歩くには辛い。
歩くには辛いが車では早く着いた。運転手に「すみませんでした」と言って降りたが、一言も発さず、トランクの荷物を放り投げるように置かれ、タクシーは去った。
それがショックで帰る日は膝を引きずって歩いて駅まで行った。

あとでネットを調べると、京都でのタクシーは短距離を非常に嫌い、「ゴミ」とか「クソ客」「ハズレ」と呼ばれていることを知った。
長くプールで待っていてやっと乗せる客が近距離だと商売あがったりだと。
他の都会では近距離でも乗せてもらっていたので(内心はどう思われていたかは別として)私は京都においては非常識な客であると認識せざるを得なかった。

しかしあの夜に、膝も痛くて歩くのが辛い時に、どうしたら良かったのだろうか。文句を言われた段階で、次のタクシーさんに次々に聞いて乗せてくれる人を探すべきだったのだろうか。
あちらにしたら、金にならない。生活もかかってるんだろうなと思う。こちらにしたら、乗せて欲しい事情だった。

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