暴力団組員の出所祝いの場所と料理を提供したとして、大阪府警は17日、府内の焼き肉店の60代店主と、いずれも50代の暴力団組長2人を、府暴力団排除条例に基づき指導・勧告したと発表した。
条例は、暴力団活動を助長するサービスの提供や、暴力団員がサービスの提供を受けることを禁じている。
捜査4課によると、店主は7月13日夜、指定暴力団山口組系の組長を含む暴力団員24人に対し1人8千円相当、計約19万円の飲食を提供した。
刑務所を出所した組員の「放免祝(ほうめんいわい)」で、店は貸し切り状態だったという。
条例違反が認められた組長2人のうち1人は、大阪府東大阪市のそば屋で組の定例会を開いていたとして3月に指導を受けていた。
今回、指導に従わなかったとして勧告となった。今後、この組長が勧告に従わなかったときは氏名が公表される。
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