「このタイミングでけがをしてしまった自分に殺意すら覚えましたが、やれる事に全力を注ぎより強くなって1日も早くピッチに戻れるようにします」。今年1月26日、DF吉田麻也は自身のSNSにこう記した。1月上旬に右太もも裏を負傷。同27日のW杯アジア最終予選の中国戦、2月1日の同サウジアラビア戦の欠場を余儀なくされた。 この時の様子を吉田の個人トレーナーを務める木谷将志さん(37)は振り返る。「自分に腹を立てていたし、すごい責任を感じていました。殺意を覚えたと書いていましたけど、あれは嘘じゃなくて本心。代表の主将という責任はこれほどまでなのかと。僕もやっぱり彼と一心同体なので、責任を感じましたね」。 吉田の個人トレーナーを務めるようになったのは13年から。当時はプレミアリーグのサウサンプトンに所属しており、2か月に1回のペースでイングランドに渡るようになった。19年には英国への移住を決断。「吉田麻也という人間じゃなかったら移住していない。僕にも家族はいますが、リスクを背負ってでもサポートしてあげたいと思える人格ですから」。20年冬に吉田がイタリア・サンプドリアに移籍。コロナ禍も重なり、今までより見る頻度は減ったが、月に1度はイタリアに通い、体をケアした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/48c49119630e4cd38ff7d98f6dcd88c02272a71b
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