ウォール街強まる悲観、来年の米経済や株式相場巡り警告相次ぐ。S&P500が11月までに15%以上値下がりした年はいつも、12月は一段安 [718158981]
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ウォール街で強まる悲観論、来年の米経済や株式相場巡り警告相次ぐ
Isabelle Lee、Norah Mulinda
2022年12月7日 12:57 JST
JPモルガンCEO、「緩やかないし深刻な」リセッション予想
企業の人員削減や経済指標、テクニカル指標も暗い見通しを後押し
今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を前に当局者がブラックアウト期間に入る中、ウォール街ウオッチャーがその空白を埋めており、来年の米経済と株式相場の見通しは厳しいと声を大にして警告している。
メッセージはますます不吉になってきた。ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は米経済について、「困難な時期が待ち受けている」との見方を示し、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは「緩やかないし深刻なリセッション(景気後退)」に陥るだろうと予想。モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのリサ・シャレット氏はブルームバーグテレビジョンで、企業は利益に関する「不都合な現実を突然知ることになるだろう」と語った。
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのマーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)はリポートで、「持続的なリターンに向けた経済的環境はまだ整っていない。成長は減速しつつあり、中央銀行は依然として利上げを続けている」と指摘した。
投資家もこうした警告に耳を傾けているようだ。過去2カ月にわたり上昇していたS&P500種株価指数は、ここ8営業日中7営業日で下落し、6日は1.4%安で引けた。株式ストラテジストは今や2023年が不振の年になると予測している。賃金とサービス部門の指標ではインフレ圧力がなお経済を覆っていることが示唆され、警告灯が点滅している。
テクニカル指標も楽観を示唆しない。BTIGのジョナサン・クリンスキー氏によると、S&P500種が11月までの1年間に15%以上値下がりした年はいつでも、12月に一段安となるという。S&P500種は今年1-11月に19%下げており、5日には再び200日移動平均を下回って引けた。
モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏は米株の弱気派に復帰し、S&P500種の下落が再開すると予想。回復が12月に入っても続き得るという最近まで示していた見方を反転させた。 俺も下げると予想してるけどその前にこの記事を忘れるような踏み上げが来る こういうアノマリー笑う
先週、雨が降ったら今週も雨が降る確率高いみたいな
企業のレイオフも悲観的な見通しに拍車をかけている。モルガン・スタンレーは米リセッションの可能性を踏まえ、世界全体で1600人を削減すると発表。バンク・オブ・アメリカ(BofA)も採用を鈍化させていると明らかにした。
テクノロジー企業は既に数千人規模の人員削減に踏み切っている。ツイッターからメタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムに至る各社は金利上昇と消費者支出の減少に対応するため人員を削減し、採用ペースを落としている。 一方、チャールズ・シュワブのチーフ投資ストラテジスト、リズ・アン・ソンダース氏らは米経済が来年後半に上向くとみている。インフレが和らぎ、労働市場が落ち着きつつあることを示す証拠が増えているためで、それが楽観的観測を後押ししている。
ソンダース氏は電話取材に対し、「2023年後半の見通しはより良好だ。こうした見通しにリスクが生じるとすれば、何らかの理由で経済が過熱を続け、米金融当局が急ブレーキをかけなくてはならなくなった場合だ」と語った。
原題:Wall Street Chorus Grows Louder Warning 2023 Will Be Ugly (1)(抜粋) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています