メダルのないパチスロ機「スマスロ」登場で“万枚報告”も多数 「お金を使っている感覚がない」の声も

12/2(金) 16:15配信

果たして、スマートパチスロ(以下、スマスロ)は本当に、パチスロ業界の救世主となるのか──。
射幸性の高さが指摘されてきたパチスロ5号機が2022年2月いっぱいでホールから姿を消し、
出玉性能が抑えられた6号機の時代に突入。ユーザー離れが深刻化する中、
メダルを使わないパチスロ機であるスマスロが11月21日から全国のホールに導入された。

まず導入されたのは、『Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!!』(オリンピア)、『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』(SANKYO)、『スマスロリノヘブン』(山佐)の3機種だ。
パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏はこう話す。

「ホールがスマスロを導入するには、専用のユニット(メダル貸出機に代わる設備)を設置する必要があります。
ユニットへの設備投資も必要ですし、そもそもユニットの製造が足りているとは言い難く、
確保するのも簡単ではない状況がある。結果的にスマスロも、
まだまだ全国のあらゆるホールに導入されているというわけではありません。
ちなみに、発売初週の販売台数は『バキ』、『ヴァルヴレイヴ』はぞれぞれ1万台程度、
『リノヘブン』が5000台程度と言われています」

スマスロの大きな特徴は、6号機よりも出玉性能が高くなっていること。
スマスロでは、アシストタイム(AT)などの出玉が増える機能に関する抽選を行う
「有利区間」と呼ばれる状態の上限ゲーム数が撤廃された。

「有利区間の上限に到達すると、ATなどに入っていても強制的に終了するため、
有利区間が長いほうが、ユーザーにとってはありがたい。
6号機の初期では有利区間の上限は1500ゲームで、6.5号機では4000ゲームとなっていましたが、
スマスロでは上限が撤廃。有利区間の上限がないことで、
実質的にユーザーが有利区間を意識する必要がなくなり、ゲーム性の幅も広がりました」(藤井氏・以下同)

https://news.yahoo.co.jp/articles/62ad2aa95ea4a1823bb4bf94ac8ea3bf20abb193