自民党の薗浦健太郎衆院議員(50)=千葉5区=側が政治資金パーティーで得た収入の一部を政治資金収支報告書に記載していなかった疑惑で、東京地検特捜部が近く、薗浦氏を任意で事情聴取する方針であることが12日、分かった。特捜部はこれまでに、薗浦氏の公設第1秘書を任意で事情聴取しており、薗浦氏本人の認識も確認する必要があると判断したもようだ。

政治資金規正法が禁じる不記載などにあたる可能性があるのは、薗浦氏が代表で公設第1秘書が会計責任者などを務めた資金管理団体「新時代政経研究会」。

収支報告書によると、平成30年~令和2年、東京都内のホテルで計6回パーティーが開かれ、計約4362万円の収入があったとしている。代表が薗浦氏ではなく、公設第1秘書が会計責任者などを務めた「そのうら健太郎後援会」は平成29年~令和元年に計3回パーティーを開き、計約1千万円の収入があったとしている。

実際の収入は計約4千万円多かったとみられる。薗浦氏は11月30日、取材に対し、不記載について「事前に報告は受けていない」とし、関与を否定している。

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