BUCK―TICK(バクチク)ファン垂涎のアイテムと春の花 ゆかりの地の群馬・藤岡市が周遊企画 | 上毛新聞社のニュースサイト
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日本を代表する5人組ロックバンド「BUCK―TICK(バクチク)」のメンバーが群馬県藤岡市出身であることにちなみ、市は22日、来年3月下旬からコラボ企画「BUCK―TICK×春の藤岡花めぐり」を始めると発表した。メンバーの手形やマンホールのふたなどを市内に展示し、熱心なファンや観光客に花の名所などと合わせて周遊してもらう。

バンドは「悪の華」などの楽曲で知られ、今年でデビュー35周年。ボーカルの櫻井敦司さん(56)と、ギターの今井寿さん(57)、星野英彦さん(56)が同市出身。高崎市出身のベース、樋口豊さん(55)を含めて4人が藤岡高(現藤岡中央高)を卒業している。

市によると、展示するのはメンバーのビジュアルをあしらったマンホールのふたと、手形が刻まれた瓦。瓦は市内で江戸期から続く鬼瓦店を守る「現代の名工」、山口茂さんが手がけ、5人全員の手形入りと個別の計6種類がある。

いずれも2020年に同市で開催された「花と緑のぐんまづくりin藤岡」に向けて制作したが、当時、コロナ禍を踏まえてバンド側からも「ファンが集まったりしてはいけない」と延期の申し入れがあり、公開が見送りになっていた。ファンの間で幻のアイテムとされ、「いつ公開するのか」との問い合わせが市に多く寄せられていたという。

コラボ企画の詳細は今後詰めるが、旧藤岡高(現在は市総合学習センター)など市内のメンバーゆかりの場所に展示し、サクラやフジが咲く庚申山総合公園など花の名所に合わせて訪れてもらうことを想定している。

市は「中心街にはメンバーの実家の商店などがあり、ファンの間では聖地となっている。花の季節に巡礼してほしい」と話している。