米国内に異例の大寒波襲来 モンタナ州では氷点下46度 スポーツ界にも影響

 異例の大寒波に見舞われている米国で22日、クリスマスを前にして“冬の嵐”の影響を受けるエリアがさらに拡大した。
AP通信によれば、どの地域も平年の気温よりも摂氏10度近く低下しており、モンタナ州エルクパークでは氷点下46度にまで気温が下がった。

 中西部アイオワ州の州都デモイン(人口20万人)の最低予想気温は22日が氷点下23度で23日が氷点下20度。
強風も吹き荒れるために体感気温は氷点下38度近くになると見られており、専門家は「屋外に5分いただけで凍傷になる」と警告している。

 ニューヨーク州北西部のバファロー(人口28万人)では23日に風速30メートル近い「数十年に一度の暴風雪」になる見込み。
このためバファローに本拠を置く北米アイスホッケーリーグ(NHL)のセイバーズが同日にホームで行うはずだったライトニング戦は延期となった。

 メキシコと国境を接しているテキサス州最西端のエルパソでも23日の予想最低気温は氷点下6度。
この影響で空の便も混乱しており、22日午後には全米で2156便が欠航となり、23日の便もすでに1576便が運行を取りやめた。またカナダ西部のバンクーバー国際空港でも遅延や欠航が続出している。
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/12/23/kiji/20221223s00042000158000c.html