厚木市の多選自粛条例、廃止 「次の市長を縛るべきではない」(毎日新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b7f0282dbd87f89b0fc2bee9bd3a8cd8cf01482

神奈川県厚木市議会は23日、市長が連続3期を超えて在任しないよう努めるとした「多選自粛条例」について、全会一致で廃止する条例案を可決した。多選自粛条例は、小林常良市長が2007年に4選を目指した当時の現職の多選を批判して初当選した後、自ら提案して制定。ただ小林氏は19年の前回選で4選を果たしており、「条例を自ら破った」などと批判された経緯がある。

可決された多選自粛条例を廃止する条例案は小林氏が提案した。小林氏はこれまで多選自粛条例について「私自身の生き方として、首長をやっていく心構えとして作った」と説明し、「次の市長を縛るべきではない」として自身が退任する際に廃止する意向を示してきた。小林氏は任期満了に伴う来年2月の市長選には出馬しない意向を既に表明しており、この日の廃止条例案の提案となった。【長真一】