新工場は新型コロナウイルスの影響によって、店頭での品薄状態が続く「クレベリン」の急激な需要ニーズに対応するために建設した。敷地面積は7947m2で、名神高速道路の茨木ICから約7km、新名神高速道路の茨木千提寺ICから約2kmと都市部に近い立地に位置する。

大幸薬品では、これまで京都工場の生産能力増強と併せて、交代勤務制の導入や、協力工場の活用などで生産能力を2019年の3倍程度にまで引き上げてきたが、ひっ迫する需要に対応できていなかった。

こうした状況を受けて、茨木工場は機械メーカーなどの協力を得て、起案から7か月という短期間で立ち上げた。また、新工場の稼働によって、需給状況や在庫水準を図ることで2019年と比べて生産能力を最大で約10倍まで引き上げることが可能になったとしている。

https://www.lnews.jp/2020/11/m1119308.html/amp
https://i.imgur.com/TklK1Hl.jpg