霧島酒造が一部商品の販売休止 芋焼酎の原料確保難しく

宮崎県都城市に本社がある焼酎メーカー最大手の霧島酒造は、イモを腐らせる病気の「サツマイモ基腐病」が広がった影響で、原料の確保が難しくなったとして、主力商品である芋焼酎の「黒霧島」など一部の商品の販売を、来年3月の出荷分から休止すると発表しました。

全国的に販売休止となるのは、芋焼酎の主力商品である「黒霧島」と「白霧島」のうち、アルコール度数、25度の900ミリリットルや1800ミリリットルの紙パックなどあわせて4品目です。

また、「黒霧島」のアルコール度数、20度の900ミリリットルと1800ミリリットルの紙パックは九州・沖縄エリアを除く地域で販売を休止するということです。

この対応について霧島酒造は、イモを腐らせる病気の「サツマイモ基腐病」の拡大で去年に続き、ことしも収穫量が減少し、原料の確保が計画量を下回ったためとしています。

販売の休止は来年3月の出荷分からで、現時点で販売再開のメドは立っていないということです。

霧島酒造で原料の確保が原因で主力商品の一部が販売休止になるのは、2012年以来だということです。

霧島酒造は「販売休止とするのはお客様のニーズが小さいものを対象にしており、店頭からすべての商品がなくなるわけではありませんが、お客様や取引先に多大なご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20221222/5060014390.html
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