地熱発電量、20年で3割減
東北電力や九州電力、熱水減少や設備老朽化 「30年に4倍」実現に暗雲

再生可能エネルギーのひとつである地熱の発電量が減っている。東北電力は岩手県の発電所を廃止し、福島県の発電所や九州電力の大分県の発電所でも発電量が落ち込んでいる。地下の熱水や蒸気の減少や設備の老朽化で出力が下がり、国内の地熱発電量は20年間で3割減った。政府は脱炭素実現へ発電量を2030年に足元の4倍に引き上げる計画を掲げる。新設コストは太陽光発電などに比べ高く、実現には黄信号がともっている。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67662000X10C23A1TB2000/