未来ある少女を食い物にする悪質な事件が、また起きた。兵庫県警は7月23日、売春防止法違反容疑などで、16~39歳の男女4人を逮捕、送検したと発表した。4人はネット上で募った客に少女を派遣する「援デリ」(援助交際デリバリー)を運営。出会い系サイトなどで「簡単なアルバイトがある」と嘘を書き込んで少女をホテルの一室に誘い込み、覚醒剤を吸引させて判断力を鈍らせて売春させていたという「近年まれにみる悪質性の高い売春事件」(捜査関係者)だった。さらに、犯行グループのメンバーだった少女も中心的な役割を果たしていたといい、被害少女らの監視役も務めていたという。少女たちに地獄を見せた犯行とはどのようなものだったのか。