https://www.sankei.com/article/20230130-BLDMUSMEW5NUBOCGOZKUPBSUEY/
共産党が、記者会見を開いて党首公選制導入などを求めた現役党員の松竹伸幸氏へのいらだちをあらわにしている。
機関紙『しんぶん赤旗』は紙面を大きく割いて「規約と綱領からの逸脱は明らか」と糾弾。
志位和夫委員長も「(記事は)的確な内容だ」とお墨付きを与えた。
一方、松竹氏は赤旗に登場する文化人と親しく交流しており、処分に踏み切れば貴重な応援団の離反を招く可能性がある。

共産は、上意下達の指導部の独裁を可能にすると批判されてきた組織原則「民主集中制」を重んじる。

赤旗は21日付の藤田健編集局次長による記事で、
「(党首公選制は民主集中制と)相いれない」などと松竹氏を批判。
その上で、「綱領とならんで最も重い決定である党規約に反する意見を、党内で主張することもせず、勝手に発表したものであって、松竹氏自身も同意したはずの党規約に違反する行為」と断じた。