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マクドナルドの「780円モーニング」が与える衝撃
食べても食べても終わらない炭水化物の波状攻撃
飲食チェーンがひそかにしのぎを削っているジャンル、それが「モーニング」です。朝の数時間だけ提供される限定メニューは、コスパ抜群かつ店の特色が強く現れ、どれも魅力にあふれています。
チェーン店モーニングで最も有名なのが「マクドナルド」の朝限定メニュー「朝マック」ではないでしょうか。昨今の相次ぐ値上げを加味しても、やはり「朝マック」強し。今でも競合他社と比較すると、お値頃でお得感の強いラインナップが揃っています。
今回はその「朝マック」のなかで、最も高額なバリューセット「ビッグブレックファスト デラックス」をご紹介します。直訳すると「大きな朝ごはん 豪華版」。その名に偽りなしの、ボリューミーなセットです。
慌ただしい朝のひとときに朝マックをサッと食べて、1日をスタートするためのパワーをチャージする。そんなイメージとはかけ離れた、食べても食べても終わらない炭水化物の波状攻撃がそこにはありました。
マクドナルド 朝マック「ビッグブレックファスト デラックス ドリンクセット」780円
マクドナルドの朝メニュー「朝マック」のバリューセット「ビッグブレックファスト デラックス ドリンクセット」は税込780円で、提供時間は開店から10時30分まで
セット内容は、
・パンケーキ3枚
・ソーセージパティ
・イングリッシュマフィン
・スクランブルエッグ
・ハッシュポテト
・ドリンクMサイ
です
付属の調味料もデラックスで、
・ストロベリージャム
・塩
・コショウ
・バターパット(ホイップバター)
・ホットケーキシロップ
・スティックシュガー(ホットコーヒーを注文した場合)
・コーヒーフレッシュ(ホットコーヒーを注文した場合)
包み紙から出して即かぶりつくというマクドナルドの流儀と比べると、食べる前にあれこれ塗ったりかけたりと、一手間も二手間もかかるのが特徴です。
さらに付属品として木製のフォークとナイフもついてくるので、トレイの上は「ビッグブレックファスト デラックス」しか注文していないのに、てんこもりの大賑わいです。
ビッグブレックファストは「ソーセージエッグマフィン」と比べて損なのか?
紙皿の蓋を開けると、日本人離れしたボリュームのモーニングがお目見えします。
まずはイングリッシュマフィンにソーセージパティとスクランブルエッグをサンドして、「ソーセージスクランブルエッグマフィン」を作って食べることに。
以前から「ビッグブレックファストの『マフィン・ソーセージパティ・スクランブルエッグ』は、『ソーセージエッグマフィン』の目玉焼きをスクランブルエッグにしただけなのでは?」と怪しんでいたので、見比べてみることにしました
他の商品で比較すると、たまごがスクランブルエッグになり、また調味料がつくことで90円高くなる計算なのですが(ソーセージエッグマフィンセットが税込490円、ビッグブレックファストドリンクセットが税込580円のため)、「ジャムがついてきたとしても、たまごがスクランブルエッグになることで90円も高くなるなんて……ちょっと損した気分になるかも?」と思っていたのです。
並べてみても段違いのボリューム!納得の価格設定
結論としては、ビッグブレックファストのスクランブルエッグはたまごを2個使っているのと、スクランブルエッグは最初から最後まで人の手で調理をする必要があり、手間がかかるため、「ソーセージエッグマフィン」よりも価格設定が高いのは致し方なしということになりました。
並べてみても、ボリューム感が段違いです。
スクランブルエッグはほどよく半熟でとろりとした食感、イングリッシュマフィンとソーセージパティにもよく合います。
付属の塩こしょうで食べたのですが、個人的な好みとしてはケチャップで食べたい味でした。マクドナルドのケチャップはトマトの風味が強く濃厚な味わいで、私は大好きなのです。ケチャップはカウンターでお願いすると無料でもらえるので、気になる方は試してみてください。
しょっぱいと甘いを交互に食べる多幸感
しょっぱいものを食べたら、甘いものが食べたくなりますよね。
おつぎはパンケーキ。柔らかくしっとりとした生地なので、サラリとしたホットケーキシロップをかけると、生地に甘いカラメルが吸い込まれていきます。
甘味が強いパンチのある味わいながら、パンケーキ自体は薄いので口当たりは軽やかで食べやすいのも魅力です。
そこに常温でも柔らかい、ふわふわのホイップバターをつけて食べると、口内にはバターの風味が広がり、しみしみのパンケーキからはじゅわりとカラメルがあふれる。
甘いものを食べたら、しょっぱ