伊万里実高生、演習林に別れ 卒業前に感謝の植樹250本

伊万里実業高森林環境科の3年生が17日、伊万里市の腰岳にある演習林で卒業前の最後の実習に臨んだ。仲間との思い出が刻まれた山の学びやに別れを告げ、感謝の気持ちを込めてスギの苗を植樹した。

生徒17人は1年生の時から年に5日ほど山に入り、下草刈りや枝打ちなどを体験してきた。最後の日に植樹をするのが恒例になっていて、スギの苗250本を伐採後の斜面に2メートル間隔で植え、真っすぐ伸びるようにしっかりと踏み固めた。

植樹後、生徒を代表して県の林業職への就職が決まっている喜多翼さん(伊万里市黒川町)が「演習林で培った忍耐力と協力する心を生かし、これからも頑張っていきたい」と決意を述べた。(青木宏文)
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