性被害や男女格差について考える授業が、神戸市東灘区の男子校・灘高校であった。ジェンダー関連の書籍を出版している神戸市在住の作家アルテイシアさんが講師として登壇。個人の生きやすさを求める「フェミニスト」の立場から2年生約220人に自身の取り組みなどを伝え、生徒たちは理解を深めた。

 冒頭、アルテイシアさんは「フェミニストの敵は男性ではなく、性差別や性暴力であり、その行動に加担する人々です」と説明。性被害やセクハラを見て見ぬふりする傍観者に向けて行動を呼びかける動画を作成したり、同市東灘区でジェンダー平等について市民が語り合う場を設けたりする自身の活動を紹介した。

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