強まる「中国封じ」…輸出規制と人材流出のダブルパンチで「中国ハイテク産業」崩壊か【現地駐在員が解説】
幻冬舎ゴールドオンライン
2023年02月24日(金)10:15
https://www.excite.co.jp/news/article/gentosha_Gold_Online_article49439/

本記事は、東洋証券株式会社の中国株コラムから転載したものです。

苛烈な「対中半導体規制」…中国のハイテク産業に陰り
半導体の「中国包囲網」が進んでいる。米国、日本、オランダの3ヵ国は1月27日、
半導体製造装置の販売に一定の制限を設けることで合意。中国による先端技術
の軍事転用阻止が目的だ。

米商務省が昨年10月に公表していた輸出管理規則の強化策に日蘭が“乗っかっ
た”形とも言える。装置市場に占める米日蘭のシェアは約7割に達するため、ハイ
テク分野の新たな「鉄のカーテン」とも表現できよう。

米国の規制品目リストに含まれた「特定の先端半導体」は、

◇16/14nm(ナノメートル)以下のロジックIC

◇128層以上のNAND型フラッシュメモリー

◇18nmハーフピッチ以下のDRAMメモリー

となっている。ここに製造装置も追加された