テレビ報道の〝強み〟を封じた安倍自民 - 水島宏明|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
https://webronza.asahi.com/journalism/articles/2015100200009.html

 安倍政権のテレビへの「コワモテ」は2006~07年の第1次政権から突出していた。

 「やつらは本当にやばい」

 「一線を越えて手を突っ込んでくる」

 07年頃、ある民放キー局の経営者から直接聞いた言葉だ。「やつら」とは当時の安倍晋三首相と菅義偉総務相の2人。「一線」とはメディアと政治の間に引かれた線だ。



 第2次政権以降で際立つのが、安倍首相の単独取材・単独出演を材料に「アメ」と「ムチ」を使いわける手法だ。