バブル期に一大ブームとなり最盛期を迎えた大山（鳥取県・大山町）のペンション街。しかしブームは去り、
現在営業しているペンションは当時の半分以下になっています。かつてのにぎわいを取り戻そうと、結婚式場が立ち上がりました。
国産牛のステーキに、豪華な前菜やデザートまで。旬の食材にこだわり思考を凝らした本格フレンチが並びます。
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土江諒 記者
「噛めば噛むほど肉のうまみが出てきます。めちゃくちゃ美味しいです。これがお昼から食べられるんですね」
この料理が楽しめるのが鳥取県大山町の結婚式場、プリムローズガーデン…その向かいにオープンを予定している「レストランあけまの森」です。
普段は披露宴の料理を担当するシェフが腕を振るいます。そして、レストランの会場となるのは披露宴会場です。
プリムローズガーデン 工藤かおる社長
「この場所自体、ちょうどバブルの頃たくさんの人でにぎわっていました。
レストランをオープンして、もう一度たくさんの人に来ていただけるような場所としてあり続けたいなと思ったのがきっかけです」
この結婚式場が位置する「あけまの森」は、ペンションや別荘が立ち並ぶエリアです。
ペンションブームが到来した1980年代頃は、県内外から多くの観光客が訪れ、にぎわいを見せました。
しかし、ブームが終焉を迎えオーナーの高齢化も進むと、現在営業しているペンションは当時の半分以下に。
近くのペンションのオーナーによると、「のんびりとした時間を楽しむ本来のペンションの姿に近づいた」と言いますが、
使われていない別荘も増え、かつてのにぎわいは影を潜めました。
新レストランのオープンは、結婚式場とペンション街、双方の再生を誓います。
プリムローズガーデン 工藤かおる社長
「この大山に来たら、レストランのあけまの森に行ってみたいと思えるような場所と空間と料理を提供していきたいなと思っています」
オープンは3月21日で、クラウドファンディングも実施中。新たな大山のランドマークとなって、ペンション街の再生に一役買えるか、注目が集まります。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/333144
