北海道千歳市の養鶏場で鳥インフル 55・8万羽殺処分 道内最多

 北海道千歳市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、道は28日、高病原性が疑われるとして、養鶏場で飼育している採卵鶏約55万8千羽の殺処分を始めた。殺処分数は道内で過去最多になる見通し。道内の家禽(かきん)農場での鳥インフルエンザ感染は今季3例目。

 道によると、27日午前10時45分ごろ、この養鶏場から「約500羽が死んでいる」と通報があった。道の検査を経て、28日に国が高病原性鳥インフルエンザの「疑似患畜」と判定した。

 殺処分は、道職員常時約120人、派遣要請した陸上自衛隊員約90人らが交代であたり、7日間かかる見通し。埋却や消毒など農場の防疫措置が完了するまで9日間かかるという。道内では、昨年4月に白老町の養鶏場で約52万羽が殺処分され、今回はそれを上回る見込みだ。

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