百田尚樹氏に30万円賠償命令 「不自由展」巡り津田大介さん中傷 東京地裁

2019年に愛知県で開かれた国際芸術祭の企画展「表現の不自由展・その後」を巡る投稿で名誉を傷つけられたとして、芸術監督を務めたジャーナリストの津田大介氏が作家の百田尚樹氏に400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、東京地裁であった。

 大竹敬人裁判長は一部投稿を中傷と認め、百田氏に30万円の支払いを命じた。

 判決によると、百田氏は19年、企画展に従軍慰安婦を象徴した少女像が展示されたことを巡り、津田氏について「韓国人の怪しげな組織に利用されたんや」「反日左翼に利用されただけだと思う」などとツイッターに投稿した。

 大竹裁判長は投稿に関し「他の組織の思うままに利用されたとの印象を与え、社会的評価を低下させる」と判断。「(津田氏は)企画展の実行委員会との議論を経て主体的に判断して展示を決めた」と指摘し、真実相当性を認めず違法とした。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/2568da57094231c6eff3041cdd248888b773f425