日本の地金大手「田中貴金属工業」は12日、金の店頭販売価格を過去最高の1グラム当たり9535円に設定した。前日の9456円に続き、2日連続の最高値更新となった。
金価格の上昇は日本だけではない。ニューヨーク市場でも今月に入り1オンス(約31.1グラム)当たり2000ドルの大台を突破。12日は同市場「Comex」で6月先物が、前日より0.3パーセント高の2025.05ドルの値をつけるなど、世界各地の市場で金価格の高騰がみられる。
原因には様々な要因が考えられるが、日本での金価格に限っていえば円安ドル高が影響しているとする分析がある。共同通信などによると、金価格は国際的にドル建てであるため、ドル高の時ほど円建てでの価格が上がりやすいのだという。

https://sputniknews.jp/20230412/219535-15648786.html